2014年2月20日木曜日

やはり日本ほど安全ではない?アメリカ生活



                                                                                                         Ice Storm / Jack W. Pearce

アメリカ生活は安全なのか?


アメリカがどうして日本ほど安全ではないのか?というのを感じる出来事がありました。

電気、空気、水、身の安全等、先進国にいると当たり前のように供給されるものですが、
これらの「当たり前」のものは、普段全くに気にせず使っており、ありがたみを感じることも少ないのではないかと思います。英語では、健康等を「Take it for granted」等と言い、当たり前のものがなくなってしまった時、アメリカに日本とは違う一面を感じました。

つい先日のことだったのですが、Snow Storm を超えた Ice Storm が街を襲い、まさに映画「The Day After Tomorrow」のように朝起きると、一面凍り付いており、木や葉っぱ等も全て氷のレイヤーが張っている状態でした。

僕が住んでいる North West Area では、こんなことは何十年に一回起こるか起こらないかという珍しいもので、当然街は予備対策をしているわけもなく、街はあっさりと電気を失ってしまい、初めてアメリカで自分の身に危機感を感じました。


電気がなくなった時の周りの行動


電気がなくなるや、近所の数人が夜に向けて銃を取り出してきているのです。僕の住んでいるエリアはアメリカの中でも比較的安全な地域と言われていますが、ハンティング等をする人が多い為か、思ったよりもみんな銃を持っていました。(笑)

日本での震災時は「困ったときはお互いを助け合う」という「根はみんないい人」と思えるような姿が世界中で話題になりましたが、アメリカでは助け合いながらも、どこか信じきっていない感がひしひしと伝わってきます。

やはり、ほぼ誰もが銃を持てる国なので、相手が銃を持っているか分からない中、自分が丸腰という状況を避けているのだと思いますが、不思議な緊張感を味わいました。

以前若いアメリカ人が話しかけてきた時も、ずっと胸ポケットを触っているな〜と思っていたのですが、僕の友達によると、こういったジェスチャーは「銃を持っているよ」という意味だそうです。(僕は全く意味を理解していなかったので、普通に会話がはずみ、難を逃れたのですが、理解していたら少し違うことになっていたかも?と思うとぞっとします。)

これだけ平和な街でも、いざという時は、みんなが自分の安全に備えなくてはいけないので、都会や少し安全性に欠けるエリア等はどのようになるのかと思うと怖いですね。

前もって「もしも」を考えておくことが重要


アメリカは、小路や知らない場所は歩かない方がよいとよく言われます。普段は、少し気を使って生活していれば、危険と思うようなことは全くありませんが、殆どの人が未経験の状態に陥るとどうなるか分からないという緊張感があります。

こんなことを書くと、留学に恐怖を感じてしまう人も多いのではないかと思うので、一応断っておきますが、普通に生活している分には留学は怖い経験というのは殆どないと思います。ただ、やはり日本とは違うというのも理解し、アメリカではなくとも留学を考えている人は(都会に行く場合は特に)学校の職員や友達等に、普段の生活で「避けなければいけないエリア」と、非常用に家にひとつくらいニンニクスプレーくらいを持っていてもよいかもしれないですね。

やはり、違う文化の中では、自分の文化を無理矢理当てはめることはできないので、もしも?というのを考えて行動することも大切だな。。と、感じた Ice Storm でした。



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