2012年5月4日金曜日

アメリカでは髪を切るのを極力避ける!!

                                                                Maharashtra hair Cutting Saloon / Swami Stream


高い確率で満足できないコボちゃんカット!!

アメリカに長く滞在していると、髪の毛を無性に切りたくなることがあります。特に、日本のウェブサイトなんかで「流行の髪型」なんていうのを見ていると、自分の重たくなった髪を見て、気分が重くなることがあります。

ここで、私が見てきた日本人留学生の「悲劇」体験をお伝えしたいと思います。


オレゴン州は、カリフォルニア州とシアトルという、ほとんどの日本人が知っている場所に挟まれているにもかかわらず、知っている人があまりいないという田舎州です。

もちろん田舎だけにギャングと呼ばれる人達もほとんどいなく、とても安全な場所ではあります。そんな田舎州のオレゴンで、髪を切りたくなったときはどうすればいいのか?

今まで三通りのパターンを見てきました。

  1. 短髪で髪の毛を切りに行く
  2. ミディアムヘアで髪の毛を切りに行く
  3. ロングの髪の毛を切りに行く

具体例に入る前に、伝えておかなければならないのは、日本の美容師はカットがかなり上手いということです。「日本人の髪用」のトレーニングを受けているだけあって、安くてもそれなりに満足できる髪型になることが多いです。


ではアメリカではどうでしょう?

まず第一の短髪の場合…
コボちゃんカットで決まり!!今まで髪の毛を少し剥いてもらうために美容院に行った人達を数多く見てきましたが、全員残念なコボちゃんカットになって帰ってきました。アメリカでは、短髪=ミリタリーカットのような方程式ができあがっており、日本のように裾を残すヘアカットをしてくれるところはあまりありません。

裾はびっくりするくらい綺麗に刈り上げられます。有名な「中田カット」のように、前髪を残さないほど短く切ってしまう場合は、生え際を右から左まで綺麗に剃られます。私の場合、生え際に傷があったため、傷より高い位置にラインをつくられ、まだ若かったのにも関わらず、髪の毛の「森林伐採」が始まったかのように生え際後退カットにされました。(ちなみに私はその後ずっとロングで縛っています(笑))

ミディアムヘアでの場合…
そんな馬鹿なと思う人が多いと思いますが、ミディアムヘアを少し短くし、剥いてもらうために美容院に行った私の友達は、まさかのおかっぱになって帰ってきました。上からの髪の毛は何となく長いまま残っていたのですが、やはり裾はビシッと刈り上げられ、男版ワカメちゃんを彷彿させる髪型で帰ってきました。

ロングヘアの場合…
これが一番無難です。アメリカ人の髪質上「剥く」ということをほとんどしないので、髪の長さはビシッと揃ってしまいますが、髪の毛を縛ってしまえば問題ない程度には切ってくれます。

妻の妹が美容師で、その辺の話を聞いてみたのですが、やはりアジア人の髪の毛は切りにくいようです。

彼女曰く、今まで何人かのアジア人の髪を切ったけど「剥く」の意味がよく分からず、うまくいかなかったことがほとんどだそうです。彼女のアドバイスは「写真を持っていく」でした。それも、全ての角度から映っているものを。そうすれば、できるだけ「近い」髪型にはできるらしいです。

しかし、ここで気をつけなければならないのは、アメリカ人の「近い」は、日本人のイメージとはおそらく異なるということです。よっぽど運が良くない限り、アメリカの田舎の州で髪を切って、満足することはないでしょう。

というわけで、アメリカの田舎州に留学する場合、髪の毛を束ねることができるくらい伸ばしていくか、坊主にするくらいの覚悟で行った方が良いでしょう。周りで髪の毛を切れる「日本人」の友達を探すのも良いですね。


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