2012年10月31日水曜日

勇気がもたらす成功!すばらしい日本人留学生との出会い!


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高い目標を掲げるの大切さと、私の人生を変えた日本人留学生!

私は、日本人はミスを恐れて、あまり英語でしゃべりたがらないから英語が伸びないんだ!と考えています。こんな風に断言できるのは、私自身がそうだったからです

アメリカに来た当初の私は、トイレの場所を聞くことさえままならないほどの英語音痴。そのくせ、「海外に出たら英語なんてついてくるでしょ!」といった非現実的な考えを、本気で信じてしまっていたのです。

学校が始まってからも、自分の英語のレベルは滞ったまま。焦りは感じるものの、相変わらず人前でしゃべったときの、「えっ?この子なんて言ってるの?」のというなんとも惨めな状況を避けようと、必要不可欠な時以外は、できるだけ発言を避けていました。

今思うと、本当にもったいない一年間を過ごしたと思います…笑

そんな臆病者だった私を正しい軌道に乗せてくれたのは、ある日本人留学のプレゼンでした


はらはらドキドキしていたのは私だけ?

私もたまたま同じタームに取っていたこのクラスは、プレゼンをしてもしなくてもどちらでもよいクラスでした。私は、他のアメリカ人もあまりサインアップしてなかったので、「ラッキー」と言わんばかりに、プレゼンをしない方向で考えていました。

しかし、このクラスをきっかけに友達になったこの日本人留学生は、プレゼンにサインアップしていたのです。

彼女の英語は、お世辞にも上手いとは言えないレベルでした。というか、もしかしたら私の英語の方がまだましかも…と思っていたくらいです。彼女がサインアップしたというのを聞いたときは、「まさか、ここで失敗してホームシックとかになるんじゃ…」とまで考えていました。

クラスも終盤に差し掛かり、いよいよ彼女のプレゼンの順番が回ってきました。

ドキドキしながら見守るこちらの気をよそに、クラスの前に立つ彼女は、堂々として、なにか余裕のようなものまで感じさせるほどでした。

軽いジョークから始まった彼女のプレゼンは、英語は聞きづらいところもあるものの、発音しにくい箇所は、スライド内の表や写真で理解できるようしっかり工夫されており、「理解できない」という箇所はひとつもありませんでした。

それどころか、アメリカ人のプレゼント比べても、「よくこんなに調べたな」というほど、よくできた内容でした。

人一倍の努力と決意が生んだ成功!

たくさんのアメリカ人を魅了し、プレゼン後にたくさん質問されている彼女を見ると、見守る気持ちで見ていた自分がばからしくなってしまいました。思ったよりプレゼン慣れしてるのかな?と思い、クラス後に話を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。

彼女は、今までプレゼンらしいプレゼンをしたことがなく、これが人生初のプレゼンだったそうです。それどころか、あんなに堂々と見えていた彼女の足はプレゼンの間中ガクガク震え、前の日は寝ることも出来ないほど緊張していたらしいです。

どうして今回プレゼンする気になったのかを聞いた時の彼女の答えを聞いて、私はいてもたってもいられなくなりました。というのも、2つ下の彼女の答えに心底感動してしまったからです。

彼女は、アメリカでカウンセラーになるつもりで留学を決心したそうです。そんな彼女がこのプレゼンを決心した理由はこうでした。

「日本人が海外でカウンセラーとしてやっていくには、英語や文化の面でたくさんの障害があると思う。それでも、自分の「夢」を掴むためには、これらの障害を乗り越えていかなければならない。強制されなかったこのプレゼンは、自分に鞭を打ちながら進んでいくための第一歩だと思った。だから、人一倍リサーチに励み、人一倍プレゼンのリハーサルをしようと思っていた。」

この答えを聞いたときに、私は自分の考えの甘さと、高い目標を持つことの大切さを感じました。

以来、「嫌だな」とか「怖いな」と思ったときには、彼女の勇気を思い出すことにしています。

相変わらず高い目標を掲げ頑張る彼女は、晴れてアメリカでカウンセラーとして働き始めました。ペラペラと英語をしゃべり、クライアントの相談に乗る彼女は、「本当に大変だけどね〜」と言いながらすごく生き生きしています。

この記事は、普段とは完全に違ったブログポストになってしまいました。(苦笑) 今週の頭にやったプレゼンでこの話を思い出したので、異文化で「英語で話すの大変だな〜」と感じている人の励みになればと思い書いてみました。

この話を思い出してからというもの、私自身も、今より高い目標を掲げ、毎日頑張っていこうと燃えております。(笑)

英語は質である!!


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