2012年5月2日水曜日

アメリカでの免許取得の流れ!!実技試験では5つのことに気をつける!!


                                                                                        Driving at night / Alan Cleaver



単にとれるアメリカの運転免許証!!

アメリカでの免許証を取るプロセスは、日本のものと比べると比較のしようがないくらい簡単です。

1番初めのプロセスは、パーミットと呼ばれるものを取ることです。これは日本でいう「仮免許」ですね。

この仮免許は、学科試験をパスすることでもらえます。

持ち物:

学科試験に必要なものは、IDカードの代わりになり、自分の現住所・生年月日・名前の確認ができるものが2つ以上必要になります。DMVのサイトでは、パスポート& i-94(税関でパスポートに貼り付けられるビザ)は必須としてあげられています。この他にも、自分の住所や身分が証明できる物はできるだけ持っていきましょう。

私の場合、パスポート& i-94、オレゴン大学のIDカード、学生ビザに関する全ての資料を持っていきました。DMVでは、私のパスポートに貼ってあるビザも確認していたので、是非持っていくようにしましょう。ちなみに、この記事は一般の留学生に向けて書いているので i-94の例を使っていますが、他のビザで来ている人はそのビザを持参するようにしましょう。


学科試験内容

試験を受ける前にアプリケーションに必要事項を記入します。オレゴン州の公式ガイドでは、この時点で受付の人が情報をデータベースに記入してくれるとありますが、私の場合はテストに合格した後でした。

申し込みが終わるといよいよテストです。

この学科試験は、コンピューターで受けるものと、筆記試験そして紙上でうけるものとがあります。どちらでもかまいませんが、コンピューターの方が画像も出てくるので、個人的には受けやすいのではと思います。私の時代はコンピューターで受けましたが、マニュアルによると、現在はタッチスクリーンで受けているようですね。時代の流れを感じます。

ちなみに、英語が苦手な人は、事前に連絡しておくと、通訳/翻訳者をつけることができるそうです。テスト中はマニュアルを出すことは禁止なので、間違ってもテーブルの上に置きっ放しなんてことがないように気をつけましょう。

テストは基本的な計35問の質問に答えていき、そのうちの28問。つまり80%以上をとれば合格です。マニュアルに載っていることが、ほぼそのまま出てくるので、試験前にマニュアルはしっかり読むようにしましょう。

一度試験に落ちると、次に試験をうけるまで一日以上待たなくてはいけません。さらに、4回連続で落ちると、28日間待たなくてはいけません。

料金は先払いで、テストに失敗しても返って来ませんので、できるだけ一回で合格できるように頑張りましょう。

視力検査

この試験に合格すると、視力検査があります。そこでも合格すると…って、ここは絶対に合格しなくてはいけませんね(笑)メガネが必要な方は、絶対に忘れないようにしましょう。

写真撮影

この後、仮免許用の写真を取ってもらい、筆記試験は終わりです。

筆記試験が終わると、実技試験まで24ヶ月の猶予が与えられます。時間があるように聞こえますが、一度落ちたら次の試験を受けるまで7日間、二度目は14日間、これ以降は28日間と、次の試験を受けるまで時間がかかります。万が一のことを考えて、試験はできるだけ早く受けるようにしましょう。

ドライビングの練習

さて、ドライビングの練習ですが、日本の教習所とはちがい、アメリカはいきなり普通の道で、しかも自分の車で練習します。といっても、仮免で車は購入できないので、友達や家族の車を借りて練習します。

仮免で運転している間は、免許を持っている人に同乗してもらわないといけないので気をつけてください。

実技試験

何回か練習して自信がついたら、DMVに連絡をして、実技試験のスケジュールを組んでもらいます。

日本人で既に運転している人は問題なく通る人が多いと思いますが、私の友達で、無免許でオレゴン州からシアトルまで運転した人は、ことごとく落ちていたので、試験官によるものなのかもしれません。

私の経験では、実技試験中に気をつけなければならない点は次の5つです。


  1. 車間距離
  2. 赤信号での右折
  3. 右折後の加速
  4. 右折・左折する時には、絶対に一番近いレーンに入る
  5. パーキングは確実に枠内に入れる

車間距離:
日本で運転に慣れていると、赤信号での停止時で車間距離が短くなってしまう傾向があります。試験中は、必ず前の車の後輪と道路の接地面が見える位置で停止しましょう。

赤信号での右折:
日本の運転に慣れていると意外と戸惑うのが、赤信号での右折です。マニュアルによると、運転手がいけると思ったら行きなさいとありますが、行ける時に発進せずに落とされた人を知っているので、少し強気に発進した方がいいかもしれません。

右折後の加速:
右折時の加速というのは、実際に私の減点にも繋がったものです。赤信号での右折は元気よくしたのですが、その後の加速が遅かったため、後ろの車がスピードを落とすことになりました。

私としては、いきなり加速なんかしたら減点されるかも…と思い、ゆっくりとスピードを上げたのですが、ここで減点されてしまいました。できるだけ周りに迷惑をかけない運転を心掛けた方が賢明のようでした。

右折・左折時には、絶対に一番近いレーンに入る:
これは私の友達が一発不合格になった失敗です。

アメリカでは、右折・左折時は、必ず自分に一番近いレーンに入らなくてはいけません。広い道路になると、何車線もある所があるので、必ず自分に一番近いレーンに入るようにしましょう。これは間違いなくテストされるので、大きな道路に出たときは、意識して曲がりましょう)

パーキングは確実に枠内に入れる:
最後にDMVに戻ってのパーキングです。パーキングは、必ず枠内に入れなくてはいけません。何回切り返しても大丈夫なので、絶対に枠内にいれましょう。

ちなみに、アメリカでは頭から突っ込むのが基本です。

試験終了&写真撮影

試験終了後に写真を取ってもらい、終了となります。

このブログだけみると、免許の取得が難しく感じるかもしれませんが、これらは全て、難しいところのハイライトです。

逆に言ってしまえば、ここだけ気をつけたら後はそんなに緊張しなくても大丈夫ということです。

日本の狭い道で運転できる人なら、アメリカでの運転は簡単です。日本で身につけた華麗なドライビングテクニックを披露しましょう。

身分証明書という裏技

最後になりましたが、オレゴンを含むほとんどの州では、免許証ではない、身分証明書を購入することもできます。一番最後にこれを紹介した理由は、身分証明書を取った知り合い全員が、結局免許証を取ってしまったからです。

はじめは「運転なんてしないよ!!」なんて思っていても、アメリカ(特に田舎)の公共交通機関の不便さを実感すると、運転免許は欲しくなってきます。これから長く滞在する方は特にです。ですので、お金を何度も払うくらいなら、最初から運転免許証をという気持ちで、この記事を書きました。

ぜひパスポートを持ち歩かなくても良くなるよう免許証・身分証明書の取得を早いうちに済ませてしまいましょう。




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