2014年3月7日金曜日

自由に生きる発想: ノマドという生き方を知った



                                                                                                    Nomadic Camping / Hamed Saber

ノマドって。。


最近「ノマド」という言葉を良く聞くようになりました。日本ではかなり前から流行っていたようですが、なにせ日本の情報にうといため、全く自分のレーダーにはひっかかっていませんでした。

色々調べているうちに「ノマド」が流行ることによって、フリーターが増えたり、就職活動から逃げてしまったりする人が増えるのではないか?ということを問題視している人がいるということが分かってきました。

「安藤美冬」さんをはじめとした何人かの「ノマドウォーカー」と呼ばれている人をビデオ等で見てみたのですが、個人的な意見としては、彼らの発する情報から、どうして上記がそんなに問題になるのかがよくわかりませんでした。


彼らが伝えようとしているのは、今までのレールに沿った生き方ではなく、今は他の生き方もあるよ。。ということだと理解しており、この点に関しては私も大賛成です。

実際、グローバルな世の中になってきているので、日本内で。。という考え方をするより、異文化との交流は盛んにするべきだと思いますし、もっと気軽に今後海外に住み、経験をつめるような、今までの生き方とは違った環境になればいいなと思っています。

英語にしても、海外の人とコミュニケーションを取る為に、英語を必須科目として勉強しているのに、英語でのコミュニケーションの場は少なく、現状では、イヤイヤ受けている必須科目の一つになってしまっている人も多いのではないだろうか。これなら、英語をやりたい人だけやるような科目にしてしまってもいいような気もします。

結局、やりたいと思わないと、なかなか自分の力にならないことが多いですよね。ノマドとして独立された方もそのような経緯を辿り、「やりたいこと」をするため会社を辞められた方も多いのではないかと思います。

間違ったイメージ?


今回、フリーターが増えるという問題点は、「ノマド」のイメージが間違ってついてしまっているからなのではないかと思います。

私のイメージでは、ノマドとは:

1:海外を飛び回り、ひとつの場所に留まって仕事をすることが効率的でないため、「ノマド」として働いている人。

2:ブログ等ソーシャルメディアを中心に「ノマド」という働き方を選んでいる人。


私が行ったインターネットの検索では、ノマドは後者のイメージが強く、また、ソーシャルメディアという誰でも使えるものを中心にお仕事をされている為、敷居が低く、誰でも簡単にできるというイメージがついてしまっているような気がしました。

このイメージはなんとなく分かるものの、「簡単に誰でも」という部分があまりにも押されてしまい、ノマドとして働いている人のメッセージとは少しずれている気がします。

世界中を飛び回る場合でも、ソーシャルメディアを中心に仕事を展開していく場合でも「個の力」がないと成功は難しいのではないかと思います。自己責任で、新しい道を考え開拓していく勇気や、他の人よりも抜きに出るため、毎日の努力などはおそらく欠かせない部分であり、毎日試行錯誤されているのでないかと思います。

もちろん、人とのつながりを作っていくことで、ノマドという働き方でも可能になる部分はあると思いますが、会社にいれば、手順を教えてくれる上司がいて、企画を出してくれる人がいて、なにか問題があったときは責任をとってくれて、固定給があってと、よっぽど安心して仕事ができるのは間違いないのではないでしょう。

ではどうして「ノマド」を選ぶのか?


それでも「ノマド」という生き方を選ぶのは、自分の中に信念があり、自分を試してみたいという強い気持ちがあり、たくさんあるリスクを承知した上で、そこに踏み出すだけの勇気があるからだと思います。

この生き方は「就職活動が大変そうだから、こっちの生き方の方が楽そうかな?」程度の気持ちでは失敗するのは確実だと思います。

ただ、私は「自分の力を信じてやってみる」という生き方には強く賛成しているタイプです。やはり、たった一度の人生だし、力を試してみたいと思ったときは、思いきってやってみるのはいいことだと思っています。

海外挑戦もですが、「一回や二回の失敗でやめる」というような気持ちではなく、自分でやりきったという満足感があるまで突っ走ってみて、そこまで行った時に今後をどうするのか考えればいいのではないかと思います。

一番人生の無駄になるのは、逃げるような中途半端な気持ちで始め、壁にぶつかったときにやめてしまうことだとではないでしょうか。このような仕事の仕方をするなら、会社に入ればなにかしらの技術はつくので、そちらを選ぶ方が懸命だと思います。

カフェでオシャレに仕事という華やかで簡単そうなイメージがついてしまっている「ノマド」という働き方ですが、裏で大変な努力をされているのは間違いありません。本人が楽しみながらやっておられるので、簡単そうに見えてしまうのかもしれませんね。

ただ、「ノマド」という働き方に対するイメージを正しく持った上で、本気で挑戦するのであれば、自分の力を試すことが今までより容易になっている分、楽しい生き方なのではないかと思います。

時代に合わせ、色々な働き方が出てきているようなので、今後がどうなっていくのかすごく楽しみに感じています。







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