2014年3月5日水曜日

ディズニー最新作:フローズン "Frozen"



                                           Giant Olaf the Snowman plush at JC Penney from Disney Movie Frozen $500! With Mike Mozart / JeepersMedia



フローズン:昔のディズニーを思い出す映画


子供の頃「ライオンキング」を夏休みの間、ほぼ毎日見ていたのを覚えている。一日の最高記録は「9回」。今考えるととんでもない時間の無駄だが、当時はシンバが歌って踊る(?)のを見るのが楽しみだった。

私が子供の頃のディズニーとは、それぞれの映画に「これだ」というテーマソングのようなものがあり、その曲を聞くだけで、どの映画かが連想されるものだった。例えば、アラジンの「A Whole New World」や、美女と野獣の「Beauty and The Beast」等はその典型だと思っている。


最近のディズニー映画というと、今までよりも「大人層」もターゲットにしている感があり、歌や踊りというよりも、ユーモアや最後に「泣き」がくるストーリー展開に注目されているような気がする。

そんな中、最新作の「フローズン」は、歌や踊りがあった「昔のディズニー」と、ここ最近の「大人向け」のストーリー展開との融合をうまくさせた映画だと思う。

例えば、会話中に急に歌が入り、会話が歌で行われたり、これだというテーマソング「Let It Go」もある。これらの古きディズニーを含みながら、メインのプリンセスの苦悩や悲しみ等もしっかりと含んでいる。

もちろん、子供も大人も楽しめるということなので、思いっきり「苦悩」というダークな部分に焦点を当てている訳ではない。でも、「苦悩」から一時的に逃げてしまうと、結局、また向きあうことになってしまうというストーリー展開等、よく見れば少し自分も人生の参考にできるような内容も含んでいる。

今回、フローズンがオスカーで賞を取ったようだが、「過去」と「現在」を見事に融合し、今後のディズニーの一つの形を見いだしたフローズンは確かに賞に値すると思う。

また、私は現在も保育園でボランティアをすることがあるのだが、子供がフローズンの歌を歌っているのを聞くと、自分の子供の頃を思い出す。ディズニーには今後もテーマソングを聞くだけで、自分の子供の頃を思い出すような作品を作り続けてほしいと思う。





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