2012年4月9日月曜日

米大学についていくために覚えておきたいこと



ついて行けない大学講義!!

たいていの人はアメリカの大学入学後、初めての授業で「えっ?自分ついて行けないかも。。。」と感じると思います。アメリカは入学後自分の専攻を決めていくという形態なので、ほとんどの人が入学時は専攻分野に対する知識がないままに抗議を受けます。


僕の場合は心理学の知識など全くない状態から心理学を受講したので、教授が使っている単語も全く分からないまま講義を受けました。英語もままならない状態から専門分野の単語まで覚えていかなければならないので、最初の一年間は死ぬ思いで勉強しないと、大学からKick Outなんてこともありえます。(実際僕の知り合いはKick Outされてしまい、日本に帰国しました)
ではそうならないためにはどうしたらよいのでしょうか?


もちろん勉強は欠かせませんが、一番手っ取り早いのは、教授のOfficeHourに通うことです。

なぜOfficeHourに通うかというと:

1:教授に自分の顔を覚えてもらうため。 

これはたいしたことないように聞こえますが、すごく大きなことなのです。講義中は、教授と目が合ったりするので、顔見知りになったような気がします。しかし、100人を超えるクラスで毎回プレゼンを行う教授が、全く会話もしたことがない自分のことを気にとめてくれることはまずないでしょう。OfficeHourで、教授とプライベートで会話する機会を持つことにより、まず自分を知ってもらうことができます。

2:抗議への意欲を見せつける。

ハイライトだらけの教科書を持ち出し、いかにも「勉強しました」という”証拠”をさりげなく見せつけることによって、自分の講義への興味を示します。教授だって人間です。自分の分野のことを必死に勉強している生徒がいたら、手を差し伸べてあげたくなるものです。

3:自分の語学力と苦手分野を理解してもらう。

教授が自分の語学力を知っているのは、自分にとってプラス以外の何者でもありません。レポートやエッセイの提出は、文法や単語にエラーがなくて当たり前です。採点する人にもよりますが、普通エラーが数個あるとCくらいまでグレードは下がります。レポートでこんなグレードをもらっては致命的です。更に専攻科目によっては、ひとつのエラーでFなんていう厳しいところもあります。

英語が第一言語ではない留学生にとっては、ひとつもエラーがないエッセイなんてものは書けません。家庭教師や友達に見てもらい、直してもらうことはできますが、それでも言い回しが微妙だったりして、やはりネイティブとの差は明らかです。

ではどうすればいいのか?



これを克服するためには、やはりOfficeHourに通い、教授に自分の語学力を知ってもらうことが一番です。僕の場合、エッセイは締め切りの数日前に書き終えてしまい、それをOfficeHourに持って行ったりもしました。こうすることにより、自分の言いたいことを口頭で説明できるので、教授は見た目より中身を重視してくれる傾向がありました。更に「これを付け加えたらもっとよくなるよ」「ここの文法はこうすればもっと意味が分かりやすいよ」などとアドバイスをもらったりして、エッセイは教授好みに染まっていくのです。そして、教授好みに染まったエッセイは、グレードも必然的に良くなります。

このように、OfficeHourに通うことにより、教授との仲を深め、抗議への理解度も深め、グレードもアップさせるといったまさに「一石三鳥」が実現できます。僕の周りでOfficeHourに通い詰めた留学生達は、卒業後recommendation letterをもらい大学院に入った人や、職を見つけた人がたくさんいます。僕の場合は、仕事を紹介してもらったり、たまにプロジェクトをもらったりしています。

OfficeHourでは何を質問していいか分からないという人もいますが、これは事前に勉強することを怠っているからだと思います。例えば何回読んでも全く理解できない文等、事前に勉強していれば分からないところは必ず出てきます。これをメモにとっておき、OfficeHourで教授に質問すればいいだけです。事前に物事を進めていくのはめんどくさいようですが、大学を無事に卒業したいのであれば、予習•復習•OfficeHourをおすすめします。



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