2012年5月26日土曜日

ホームシックになる前に




私がアメリカに来たのと同じタイミングで、数人の日本人が語学学校に入ってきました。

その中の2、3人はホームシックにかかってしまいました。

一度海外でホームシックにかかってしまうと、言葉の壁が高く見えはじめ、文化の違いについていけなくなり、最終的には日本に帰る事しか考えられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

こうなってしまうと、ホストファミリーや、アメリカ人の励ましの言葉を聞く度に自分の無力さに落胆し、人生全てが嫌になってしまいます。

こんな状態になってしまっては、語学力の向上や、文化を楽しんでいる場合ではなくなってしまいます。


ホームシックを防ぐためには、自分が辛くなった時に「頼れるもの」を持っていることが肝心だと思います。人によって「頼れるもの」は違ってくると思いますが、参考までに私が日本から持っていったものを紹介したいと思います。

運命は「口ぐせ」で決まる―「思いどおりの自分」をつくる言葉の心理学メソッド


この本はマーフィーの成功学の影響を強く受けている著者が、どうすれば素晴らしい人生を送ることができるのかを説明している自己啓発本です。

この方の著書や、マーフィーの法則について書かれている本は何冊か読みましたが、全ての本に共通して心に残るのは、私達は全員「成功の遺伝子」を持っている、そして、自分が使った言葉を私達の脳は自分に反映させようとするということです。

成功の遺伝子とは、私たち人間が進化の過程で築き上げてきた遺伝子のことです。著者曰く、私たちは今日まで激しい生存競争を乗り越えてきたので、全ての人間はこの「成功の遺伝子」というものを持っているということです。私たちに必要なのは、自分が成功の遺伝子を持っているということを真に信じることらしいです。

そして、ふたつめは、脳は自分が使った言葉を自分に反映させようとするというものです。著者が使った例に、いつも悪口ばかり言っている人は、その悪口を自分に反映させて、自分がどんどん不幸になっていく…逆に、いつも気持ちの良い言葉を使う人は、自分も気持ちの良い人間になっていくというものがありました。ということは、相手を褒めるような言葉や、自分の成功を疑わない言葉を日頃から使っていると、その通りになるということです。

これには「確かにそうかも」と思いました。悪口ばかり言っている人と、相手を褒めてあげられる人では、どちらが幸せに生きているかは一目瞭然ですよね。

私は、この本のおかげで、留学中の苦しい時期を乗り越えることができたような気がします。辛くなったときにこの本を読み返し、自分に「必ずできる」と何度も言い聞かしました。

留学中は、必ず「苦しい」「うまくいかない」と感じる時期が来ます。これは、どんな人でも同じだと思います。

なので、これから留学を考えている人は、自分の大好きな本•映画•音楽などを集めて、苦しいときに自分のモチベーションを高めてくれるようなものを持っていくことをおすすめします。




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